ニューヨークに本拠を置くLSグローバルのルーカス シアー社長は、「当初の株式引受先からの売却が増加しているため保有期間が短くなっています」と述べています。また、「足元の保有名義を明らかにするのはより困難になっているので、IR部門に対して規模の大小を問わずに社債権者を調査対象とさせることが必要です」とも語っています。「例えば、株式公開買い付けや同意に直面している企業は、社債権者に関して迅速かつ包括的に把握して彼らと会話をするすべをもつことが重要です。社債権者が企業と会話をしたいと思えば(そのような社債権者が増えているようです)、社内で誰かその動きに対応できる準備が出来ている人がいるのは良いことです。社債権者は、株主のように企業と定期的もしくは頻繁に会話をし、株主が得る同程度の情報が得られることを期待するわけではないものの、以前にはなかったようなリスペクトを社債権者が感じることとなります。コミュニケーションが拡大しなければ、社債権者アクティビズムが盛んになるだろうと思います」。